2010 年2 月22 日(オランダ時間):
オランダに本拠地を置く欧州最大のエクスプレス・サービス・プロバイダ、TNT N.V. (本社:オランダ・アムステルダム、CEO:ピーター・バッカー)は、このたび、2009 年第4 四半期ならびに通期決算を発表しました。
2009 年第4 四半期の実績
グループ全体
- 営業利益は、1.91 億ユーロの特別損失(主に非キャッシュ)の影響を受け、1.28 億ユーロ(前年同期は1.6 億ユーロ)を計上。
- 潜在的な営業利益(*) は2008 年第2 四半期以来、初めて前年同期実績を上回る3.22 億ユーロを計上。
- 営業活動による純キャッシュ・フローは堅調に推移し、3.52 億ユーロ。
エクスプレス部門
- 貨物取扱量は前四半期に比べて増大し、2009 年度で初めて前年同期実績を上回る。
- コストを削減(0.6 億ユーロ)。
- 潜在的な営業利益(*) は前年同期の0.88 億ユーロに比べて20.5%増となる1.06 億ユーロ。
- 潜在的な営業利益率(*) は2009 年度で初めて前年水準を上回り、この年度の最高値を記録(2009年第4 四半期は6.3%、前年同期は5.3%)。
メール部門
- オランダの郵便取扱量の減少率は5.9%。
- 基本計画に基づき費用を削減(0.33 億ユーロ)。
- 欧州メール・ネットワーク(EMN)部門は、戦略的再編に伴い、1.46 億ユーロの資産価値の減損およびその他の調整費用を計上。
- 潜在的な営業利益(*) は前年同期の2.32 億ユーロに比べて1.3%減の2.29 億ユーロ。
2009 年通期の実績: 困難な状況を乗り切る
概要
- エクスプレス部門の貨物取扱量は、2009 年第3 四半期から連続で前四半期実績を上回る。
- 郵便取扱量の減少は予想通り4.7%となる。
- 5.27 億ユーロのコストを削減。
- 営業利益は2.22 億ユーロの特別損失(主に非キャッシュ)の影響を受け6.48 億ユーロ(2008 年通期は9.82 億ユーロ)を計上。
- 潜在的な営業利益(*) は8.96 億ユーロ(2008 年通期は11.41 億ユーロ)。
- 営業活動による純キャッシュ・フローは10.16 億ユーロを計上。
- 純負債は前年同期に比べて6.38 億ユーロ減の11.06 億ユーロ。
- 『ビジョン2015』戦略を発表
配当
- 2009 年度の予定株主配当は、普通株式1 株当たり53 ユーロ・セント。配当性向は純利益の40%。1 株当たり18 ユーロ・セントの配当はすでに中間配当として現金または株式で支払い済み。
- 残り35 ユーロ・セント(1 株当たり)の配当を、最終配当として現金または株式で支払う予定。
2010 年度見通し
経済動向にいくらか改善の兆候が見られますが、今後回復が継続するかどうかについては注意を払う必要があります。
- エクスプレス部門の貨物取扱量、売上、業績は2009 年度の水準を上回る見通し。
- メール部門の郵便取扱量と業績は2009 年度の水準を下回る見通し。
- 引き続きコストとキャッシュに重点的に注力する。
TNT の最高経営責任者、CEO:ピーター・バッカーは、2009 年第4 四半期ならびに通期決算発表を受けて、次のようにコメントしました。
「2009 年第4 四半期の営業利益は、貿易環境が改善を続けている中、比較的堅調に推移し、グループ全体の営業利益が2008 年第2 四半期以来、初めて前年同期実績を上回りました。しかしながら、貿易環境はよくなく、経済活動水準はいまだに2006 年を下回っています。エクスプレス部門の取扱量は良好に推移し、オランダのメール部門も堅調な業績を達成しました。2009 年度通期を通じてコストとキャッシュに重点的に注力したことで、確固たる財務および営業基盤を確立し、深刻な経済危機を乗り切ることができました。
2009 年第4 四半期と2010 年第1 四半期には、数あるEMN 資産の中から最初の資産を売却し、同時にドイツの会社と提携関係を締結するなど、『ビジョン2015』戦略の実施に向けて具体的な対策を講じました。また、2009 年12 月3 日の年次アナリスト説明会で発表された、「欧州における小包」「貨物」「新興国・地域」「スペシャル・サービス」「オランダでのメール事業」の5 重点分野で、事業を積極的に推進しています。
メール部門では2010 年初めに、労働組合と労働協約(CLA)の原則的な合意を果たし、今後、組合員に前向きな通知がなされる予定です。メール部門は郵便取扱量が減少する中で基本計画を実現していく必要があり、今の状況下で原則的な合意がなされたことは、同部門の業務縮小と事業の効率化を進めていく上で、バランスの取れた重要な基礎的条件となっています。
また本日、TNT は2020 年までに二酸化炭素排出量を45%削減することを目指すことを発表しました。この野心的な目標を掲げることで、世界中で展開している当社の『Planet Me』プログラムを具現化し、環境への負荷を最小限に抑えるという取り組みをさらに推し進めていきます。
TNT は、景気回復の機会をとらえて、業績をさらに改善していける戦略的な地位にあると確信しています。2010 年初めの経済トレンドから、今後、経済環境がさらに改善していくものと楽観的に見ることもできますが、経済動向が依然として安心できない状況にあるという前提でグループ全体を管理し、引き続きキャッシュとコストに重点的に注力していきます。」
(*) 2009 年度の潜在的な数値とは、通貨の為替変動を考慮せず、エクスプレス部門(第4 四半期は0.21億ユーロ、2009 年度通期は0.63 億ユーロ)とメール部門(第4 四半期は1.7 億ユーロ、2009 年度通期は1.59 億ユーロ)のリストラ費用および減損の影響を除いたものです。2008 年度の潜在的な数値とは、エクスプレス部門(0.7 億ユーロ) とメール部門(第1 四半期:0.07 億ユーロ、第4 四半期0.82 億ユーロ)のリストラ費用および減損の影響を除いたものです。
TNT N.V.について
TNT N.V.は、メールおよびエクスプレスに関する様々なニーズを満たす幅広い配送サービスを世界中の企業と消費者向けに提供しています。オランダに本社を置き、ヨーロッパおよびアジアにおいて効率的なネットワーク基盤を保有しており、このネットワーク機能を最大限に活用すべく世界中にオペレーションを拡大しています。約160,000 人のスタッフを擁し、世界200 カ国以上でサービスを提供しています。2009年度の売上高は104 億ユーロ(約1 兆3,792 億円:1 ユーロ=133 円換算)、営業利益は6 億4,800万ユーロ(約859 億円)を計上しました。TNT 株式は、アムステルダム証券取引所に上場されています。TNT は、企業としての社会的責任を認識し、世界の飢餓や環境汚染と戦う国連世界食糧計画および国連世界環境計画に協賛しています。TNT は2009 年もまた、ダウ・ジョーンズ・サスティナビリティ指数に選ばれた企業の中で最高スコアを獲得し、その実績が認められました。TNT について詳細をお知りになりたい方はこちらのWeb サイトまで http://group.tnt.com。
この件に関するお問い合わせ先【報道機関向け】
ティエヌティ エクスプレス広報室 (ウェーバー・シャンドウィック・ワールドワイド(株)内)
TEL:(03)5445-1265 FAX:(03)5427-7322
担当:撹上(カクアゲ)/ 大西